尾瀬・燧ヶ岳は過酷な登山でした。

来夢

2011年07月12日 13:00


(尾瀬ヶ原)

このブログは、「尾瀬・アヤメ平散策」の続きです。
よろしければ、前日のブログからお読みください。

二日目のブログは、燧ヶ岳の登山記録です。

地図はこちら

昨日は、8時前に就寝し、本日の出発は5時と決めておりましたが・・・

夜中・・・AM3時

ざざざざざざざざざざーーーーーー!

すげ~雨ってことで、もう一眠り

AM4時起床・・・・

ざざざざざざざざざざーーーーーー!

う~ん、すごい雨(^^;

これでは燧ヶ岳は厳しいな~と思いながらも、とりあえず朝飯。

で、出発時刻のAM5時・・・

雨は小降りになってきましたが、まだやむ気配がありません。

このまま出るのはちょっと厳しそうなので、1時間様子を見ることにしました。

結果、6時前に雨もほぼあがったので、今回の目的地である燧ヶ岳を目指してスタートすることとなりました。


(雨上がりの尾瀬)

雨上がりの尾瀬も、草に水滴がつき大変綺麗でした。

尾瀬は雨でも綺麗といわれるのが良くわかりました。


(朝の尾瀬)

雨上がりの朝の尾瀬を堪能しながらウォーミングアップして、6時30分に見晴に到着です。


(見晴の小屋)

雨も完全に上がったので見晴で雨具を脱ぎ、いざ柴安嵓をめざします。

柴安嵓までの登りは、尾瀬のイメージはとは全く合わない厳しい登りの連続でした。

雨が降ったあとということもあり、登山道の階段は沢のようになっていたり、雪解けから時間が経っていないため、木が横倒しになっていたりで、本当に大変でした。


(厳しい登り)

こんか感じの樹林帯を約2時間くらい歩き。

やっと森林限界に近づいてきます。


(振り返ると尾瀬ヶ原)

樹林帯を歩いているときは、時々見える尾瀬ヶ原を心の支えにしながら歩きました(笑)

樹林帯を抜けたものの、道の厳しさはあまり変わらず、結構な急斜面も登っていきます。


(急斜面)

このあたりから、チラチラと柴安嵓が見えるようになり、気力が復活し始めました(笑)


(柴安嵓)


旧温泉小屋分岐にさしかかると、木々もハイマツに変わり尾瀬ヶ原もよく見えるようになりました。

至仏山もやっと雲が切れてきてくれました。


(尾瀬ヶ原と至仏山)

ここから頂上まで約30分です。

最後の登りを気力を振り絞って歩きます。


(頂上直下の登り)


最後の登りを皆がんばって登っています。
尾瀬ヶ原の眺めも最高です。

新潟方面を眺めると、こちらもまた綺麗な山々が連なっていました。
なんの山なのかな~?


(ラスト)


(新潟方面の山々)

こんな写真を撮っているともう、そこは頂上でした。

頂上には丁度10時に到着。温泉小屋から約4時間かかっています。

頂上で記念撮影をして、頂上からの展望を眺めます。

苦労して上がってきたので、眺めも感動ものです。


(頂上で記念撮影)


(みんなで記念撮影)


(頂上から望む尾瀬ヶ原)


(頂上から望む山々)


(頂上から望む尾瀬沼)


(山々)

頂上からの眺めを堪能したあとは、早めのランチです。

あまり頂上が広くないと思っていたので柴安嵓でランチが食べられるとは思っていませんでした。

本日のランチは、ナスとベーコンのトマト風パスタです。

(ランチ)

このランチ、最近何度か試しましたが、腹持ちもよくなかなか優秀です。

結局頂上に1時間30分くらい滞在し、次の山頂俎嵓を目指します。

7月上旬いささか雪はないかと思いましたが、まだ残っていました(^^;


(雪景)

下は急坂なので、落ちないように慎重に降りています。

急な坂を下りながら、俎嵓の頂上を眺めます。

一気に下り、また一気に登る感じですね(^^;


(俎嵓)


(柴安嵓)

振り返ると、いま降りてきた柴安嵓が見えます。

大きな岩の隣を降りてきたんですね。

通過中は気がつきませんでした。

俎嵓には11時58分に到着。

こちらの眺めもなかなかです。


(俎嵓山頂)


(俎嵓から柴安嵓を望む)


(俎嵓から尾瀬沼を望む)

俎嵓で10分休憩し、長英新道を使って下山です。

下りはいきなりこんな感じです(笑)


(俎嵓からの下り)

燧ヶ岳は、往きも帰りも尾瀬とは似つかない道が続きます。

ナデッ窪分岐までの急な斜面を下りますが、見晴らしは大変良いです。


(尾瀬ヶ原を望む)

そろそろ尾瀬ヶ原が見えなくなってきますので、最後に撮り納めです(笑)

ナデッ窪付近で、キヌガサソウとサンカヨウが咲いていました。


(キヌガサソウ)


(サンカヨウ)

ナデッ窪に到着したのが12時25分。

燧ヶ岳をバックに記念撮影を撮り、目的地である尾瀬沼を確認して、長英新道を下ることになりました。


(記念撮影)


(尾瀬沼)

このときは、私たちは長英新道の恐ろしさを10%もわかっておりませんでした(笑)

ナデッ窪の分岐から尾瀬沼にでるまで、約2時間私たちを苦しめたのがこれです。


(笹の敷き詰められた道)

登山シーズンの前にと、親切に草刈りをしていただいたのだと思います。

横から生えている笹を切ってくれたのでしょう。

ええ、それが、すべて登山道にしき並べられています。

道は見えません、石も見えません、段差もわかりません・・・

もちろん良く滑ります(^^;ははは

も~降りるのは大変でした。

深い段差があるとか、道がえぐれていると言った情報は調べていたのですが・・・これは予想外でした(笑)

途中、下からこの道を上がってきた方がいましたが、よくぞここまで登ってきたと思ってしまいました。

尾瀬沼までの苦行も、尾瀬沼の景色と、コバイケイソウ等の花々に癒やされどうにか下ってこれました。


(尾瀬沼)


(コバイケイソウ)

14時40分に浅湖湿原に到着。

うっそうとした樹林帯、地獄のような笹トラップをようやく抜け、休憩できるポイントの長蔵小屋を目指します。

途中、いま降りてきた燧ヶ岳と尾瀬沼の縁を入れて写真を一枚。


(燧ヶ岳)

長蔵小屋には約20分で到着し、ここで少し長い休憩を取りました。

昨日、13.6キロ、本日11.4キロと足の裏が悲鳴を上げています(笑)

約20分休憩したのち、15時22分に長蔵小屋を後にして、車がおいてある大清水に向かいました。


(長蔵小屋出発)

三平下に到着する前に、燧ヶ岳の撮影ポイントがあったので、尾瀬沼と燧ヶ岳の写真を撮りつつ先を急ぎました。


(尾瀬沼と燧ヶ岳)


(尾瀬沼と燧ヶ岳)

ラスト7キロをがんばって歩きます。

このあたりからだいぶ足が痛くなっているので、黙々と歩いています。

三平下、三平峠と通過し、後は下りのみとなってからが長かったです。

三平峠から一ノ瀬までの2キロ1時間が結構きびしく、途中岩清水で休憩したり、沢の流れを見たりしてどうにか一ノ瀬に到着です。


(無名な滝)


(一ノ瀬休憩所)

17時に一ノ瀬休憩所に到着しましたが、やはりお店は閉まっておりました。
休憩所にて、20分程度休憩させていただき、最後の林道歩き3.3キロを下ります。

うちの嫁さんは、この最後の3.3キロが厳しかったようです。

結局大清水には17時50分に到着。


(ゴールの大清水)

二日間にわたる長い行程が終了となりました。

一日目13.6キロ、二日目18.4キロで32キロの行程です。

いままでで一番長く歩いたのではないかと思いますが、雨が心配されるなか、二日間とも天気に恵まれ、誰一人として怪我もなかったことから大変楽しい山歩きだったのではないかと思います。

会社の皆様とは、また違う山に登りに行きたいものです。

長くなりましたが、最後までブログを読んでいただきありがとうございます。


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